Huaweiのスマホは安全?危険? 海外ニュースを真面目に調べてみた

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最近やたらと目にするHuawei(ファーウェイ)社に関するニュース。

 

なんか危なそうな雰囲気だけどよく分からないという方も多いのではないでしょうか

 

Huaweiのスマホは危険なのか?

 

ちょうどBBCにHuaweiに関する記事が出ていたので、その概要とともにHuaweiのスマホを使うことについて考えてみました。

 

www.bbc.com

 

何を隠そう私自身がHuaweiのスマホユーザーなので、真面目に考えました。

 

www.tapiocajuice.com

 

 

記事の概要は長いので、ポイントだけ知りたい方は「記事のポイント」からどうぞ。

 

ニュース記事概要

Huawei社について

・携帯電話用部品の製造業としてビジネスをスタート。瞬く間に、NokiaやEricsonを抜き去りグローバルリーダーへ。

 

・最近ではスマートフォンの製造も開始。世界のスマホ市場の約15%のシェアを獲得。Appleを抜き、サムスンに次ぐ2位

 

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(表はHuawei: The rapid growth of a Chinese champion in five charts - BBC Newsより引用)

 

・Huaweiの創業者は元中国人民解放軍士官のRen Zhengfei。1987年に同社を創業。中国深センに拠点を置く。

Huawei製品は危険なのか

・アメリカの主張と各国の対応

Huawei創業者の軍事的経歴からHuawei製品の利用が、国家安全保障上のリスクになり得る。

 

Huawei製品がネットワーク関連の中心になることで、原理的には、有事の際にHuaweiによるスパイ活動やネットワークを混乱させるといった行為が可能となる。

 

さらに2017年に中国の国家情報機関法が採択されたことを指摘。

同法の内容は「企業(あるいは組織、個人)は”国家の情報活動を支援し、協力しなければならない”」というもの。

 

これらの状況を踏まえ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでは、次世代5Gサービスへの開発にHuawei製品の使用を禁止。 

イギリスがHuawei製品を禁止しない理由は?

イギリス政府はHuawei製品の使用に関して、正式な見解を出していない。(アメリカからの圧力はある。)

 

一方で、イギリスの大手通信事業者BTは既存サービスにおいてHuawei製品排除の方向。また次世代5Gサービスの中心部分に中国企業の製品を使用しないことを発表。

 

しかし、Huaweiはイギリスの企業に10年以上にわたり技術を提供。イギリスはBrexitに備え、中国と良好な関係を維持したい。(Brexit: イギリスは2019年3月29日をもってEUを脱退)

 

各国の通信会社は、5Gサービスに向けすでにHuaweiと協力していると考えられ、短期間で開発方針の変更は困難。

Huaweiの主張と騒動のウラ側

Huaweiは、自社が中国政府とのつながりがないことを強調。

また、同社に向けられる疑惑は、同社のさらなる拡大を恐れてのものであると主張。

 

一連の反Huaweiの運動は、アメリカと中国間の緊張の高まりを背景としている。

 

5Gサービスは各国で同時に導入される予定なので、関連企業の儲けは莫大

5Gサービス獲得のための覇権争いが背景にあることは否定できない。

記事のポイント

・通信業界でのHuaweiの成長がすさまじい(スマホはAppleより高シェア)

 

・中国では2017年に「企業(あるいは組織、個人)は”国家の情報活動を支援し、協力しなければならない”」という法律が採択された。

 

・アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドは次世代通信サービス(5G)にHuawei製品の使用を禁止

 

イギリスはどっちつかずの状況。アメリカの主張もわかるが、自国の政治的な理由から中国と良好な関係を築いておきたい。(イギリスは2019年3月29日をもってEUを脱退するので、脱退後を見据えて。)

 

・5Gサービスは各国で同時に導入される予定なので、関連企業の儲けは莫大。

5Gサービス獲得のための覇権争いが背景にあることは否定できない。  

私がHuaweiのスマホを使い続ける理由

紹介したニュース記事からHuaweiとそれを取り巻く状況が分かってきましたね。

 

イギリスがどっちつかずにいるというあたりに、Huawei 製品が危険という完全な証拠がないのかなぁという印象です。

 

こういった状況では、自分の中でとれる「リスク」と「コスト」について考えることが重要だと思います。

 

私がHuaweiのスマホを使っている理由はコストに対して、それなりの性能がある、つまりコスパが高いからです。

 

一方でリスクに関しては、仮にアメリカの主張が100%正しいとして、Huaweiのスマホを使うことで私のLINEやGmailの内容をHuaweiに抜かれ、中国政府に情報提供されたとしてもおそらく実害はありません。

 

私が、Huaweiのスマホを使うのを止めるのは、Huaweiの過失によって例えばクレジット情報などを悪用され、それにより私に実害が及びそうになったときです。

 

ここで私のとれるリスクの範囲を超えてきます。

 

よって現状は、とりあえずHuaweiのスマホを使い続けるスタンスです。

 

例えば、国家の重要な情報を扱っている方なら、私のようなリスクは取れないと思います。

 

なので、自分がとれるリスクについて考えることが重要です。

 

今後Huaweiのスマホを使うのをやめるときは、また報告したと思います。

 

余談になりますが、アメリカでも似たような話がありました。

 

これは内部告発という意味では、今回の件よりたちが悪いかもしれません。

 

引用がwikipediaからで申し訳ないですが、スノーデンに関する情報は検索すればたくさん出てくるので、気になる方は調べてみてください。 

エドワード・ジョセフ・スノーデン(英語: Edward Joseph Snowden、1983年6月21日 - )は、アメリカ国家安全保障局 (NSA) および中央情報局 (CIA) の元局員である。

 

~中略~

 

合衆国内で30億件/月、全世界で970億件/月のインターネットと電話回線の傍受が行なわれていたことを明らかにした。電話傍受にはベライゾン・ワイヤレスなどの大手通信事業者が協力しており、NSAは加入者の通話情報を収集していた。標的になった情報は通話者の氏名・住所・通話内容の録音のみならず、メタデータも収集しており、通話者双方の電話番号、端末の個体番号、通話に利用されたカード番号・通話時刻・所要時間、および基地局情報から割り出した通話者の位置情報も収集していた。

 

~中略~

 

通信傍受にはマイクロソフト、Yahoo!、Google、Facebook、PalTalk、YouTube、Skype、AOL、アップルなどが協力させられていたことは以前から指摘されていたが、スノーデンの持ち出した資料によってその一部が明らかとなった

~以下略~

 引用元:  エドワード・スノーデン - Wikipedia