15年前の名作映画「バタフライ・エフェクト」を情熱を込めて紹介する
映画の魅力って色々あると思うんだけど、ひとつに実際にはできないけど、もしできたらどうなるかっていうことを、それはもうものすごい具体的に表現できる所だと思うわけよ。
ああ、あの時こうしとけばよかったなぁって思うこと誰にでもあるでしょ?
あの時あの子に告白しておけばとか、もっと勉強していればとか、部活頑張っておけばとか、なんであんなこと言っちゃったんだろうとかそういうの。
でも無理じゃん?普通に考えて過去に戻るなんて出来ないじゃん?所詮は妄想なんだけど、でも考えずにはいられないじゃん?選択した結果に後悔してるか、してないかに関わらず考えちゃうわけよ。
バタフライ・エフェクトっていう映画はそんな妄想を、タラレバ娘で三井寿な俺たちに代わってやってのけてくれてる映画。
『ブラジルの蝶々の羽ばたきがめぐりめぐって地球の裏側で台風を引き起こす事もありうる』っていうのがバタフライエフェクトの事なんだけど、映画の中では過去のちょっとした出来事が未来に大きな影響を及ぼすってことが表現されてる。
アシュトン・カッチャー扮するエヴァンは、ひょんなことから、自分が過去に戻れることに気づくわけ。
タラレバ娘も寿も万歳っつって両手あげるわけ。
ただ、エヴァンとタラレバ娘の違いはエヴァンあんま過去のこと覚えてないわけよ。
周りの人は覚えてることをエヴァンは覚えてないわけ。だから過去に戻って、何があったか思い出しながら自分が正しいと思うように行動し直すのね。
そうすると、ドゥルルルゥ~~~~ってエヴァンや周りの人の人生が書き換わるわけよ。ちょっとした行動の違いで、人生そのものが大きく変わっていくわけね。それこそ台風が如く。
エヴァンは賢くて、いい子だから自分と友達、恋人、家族みんなを幸せにしようとするわけ。ただ、過去のここを変えてみたら未来のここは良くなるけど、あそこがダメになる、もう一回過去に戻って他の場所を変えてみると未来のあそこは良くなるんだけど、ここがダメになるってな具合にタラレバ娘の無限回廊地獄にはまるわけ。
それで真面目なエヴァンは悩むのね、どうするべきか、どういう未来に歩むべきか、で悩んで悩んで悩んである決断をするわけよ。
その決断がすごっくいいの。