悪魔的禁断の書を見つけてしまいました
企業しろ、@借金500万、フォロワーの増やし方教えます
基本的に色んなことに挑戦するのは素敵なことだと思うし、新しいことを生み出そうとする人はむしろ好きで、どんどんやろうぜウェイのスタンスなんだけど、いまいち彼らが何をしているのか、しようとしているのか分からなかった。
前回の記事でこんなことを書きました。
www.tapiocajuice.com
私が馬鹿でした。
何をしようとしているのかわからないなんて言っていたワタクシはモノホンの馬鹿でした。
おそらく上に挙げたような人達はもれなく全員この本を読んでいるに違いない。
"錯覚資産とは、「他人が自分に対して抱く、自分に都合のいい錯覚」のことだ"
本書ではこの錯覚資産、あるいはそれを引き起こすハロー効果について中心に書かれている。
あの人が言うのなら多分そうだろう。無意識に思考停止してしまっている、そんな経験ないだろうか?
ない?本当に?
おそらくそんな事滅多にないと思った人こそ多くの錯覚をしているし、この本を読んだ方がいい。
我々がすることと同じくらい、我々がしないことを私は誇りに思う。
私が言っても何サボろうとしてんだよと言われてしまいそうだ。
しかし、
我々がすることと同じくらい、我々がしないことを私は誇りに思う。
-Steve Jobs-
どうだろうか?
なんだかものすごく含蓄ある言葉に見えてこないだろうか?
あのiPhoneやMacを作ったapple社を設立したSteve Jobsが言っているんだから、間違いない!
仕事をやるのと同じくらい、やらないということも大事なんだ!
なんだって安請け合いしてらんねぇ。
そんな気がしてくる。
これこそがハロー効果であり、錯覚資産だろう。
ある種の成功、失敗は
実力+ちょっとの運
で決まると私達は信じ込んでいる。
しかし、実際には
実力+錯覚資産+運
で決まるとふろむだ氏は語る。
そして恐ろしいことに、私達はそんなはずないと錯覚しているのだ。
ある実績を上げると、次の実績を上げやすくなる。
前回あんなに成果を出した彼の言うことなら期待できる。
無意識下でこんな考えが浮かぶからだ。実際には1度目の実績と二度目の実績には相関はないのにも関わらず。
そして恐ろしいのが、多くの人が、そんな色眼鏡で人を判断していないと信じていることだ。
いやいや、そういう胡散臭いのいらんから、私も最初はそう思っていた。
しかし、ふろむだ氏はあくまで冷静に、淡々と心理学の研究事例を絡めながら主張している。
そしてこの錯覚(資産)を意識できているか、いないかでその後の成長曲線は大きく変わってくる。
なぜか?
なぜなら、錯覚資産を認識し、正しく運用出来ると正のスパイラルに入るからだ。
勝ちが勝ちを生む状態。
写真は本書より
"スキルアップしやすい環境を手に入れることというメタレベルに時間を投資するほうがスキルアップそのものに時間を投資するよりも、投資効率がいいのだ"
なるほど、確かにそうかもしれない。
ついつい、私達はカッコつけてしまう。例えばブログなら、文章力や表現力、面白さで人を集めなきゃ本物じゃない。
そんな風に少なからず思っていないだろうか?
しかし、文章力や表現力を身につける事と同じくらい、いやそれ以上に多くの人に読んでもらえる努力をすることも大切だ。
Twitterでもなんでもやった方がいい。
そして、残念ながら?全く同じブログでもフォロワー10人のブログと1万人のブログでは後者の方が面白く見えてしまうだろう。
Steve Jobsの時と同じように。
Steve Jobs程の威力はないにしろ。
ということで、とにかくおらおらおらおらって感じで高速に行動し、
ブログも書いてTwitterもつぶやく。
どうせ運ゲー、しかも当たると、当たる確率が上がっていく運ゲーなのだ。
そりゃもう、ものすごい勢いでぶちかましていく。
自分が何を言っているか?その問いに答える前にぶちかます。
そりゃもう猪が如く勢いでぶちかます。
今年は猪年ですね。
本年もよろしくお願いします。
現場からは以上です。