仕事を辞めた友人を心配しています

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少し前に久しぶりに大学時代の友人と飲んだ。

新婚生活について語る者もいれば、会社の愚痴が止まらない者もいるが大学時代を一緒に過ごした気心知れた友人たちと過ごす時間は楽しい。

 

そんな中、1人の友人(友人A)が最近仕事を辞めたと言い出した。

Aの話を聞いてみると、新卒で入社してから3年経つけど思っていた様な仕事はできていない。

ちょうど遠方へ転勤の打診があり、元々転勤を望んでいなかったAは辞めることを決意。

その旨を上司に伝え晴れて最近辞職したらしい。転職先は決まっておらず、資格を取得するためにしばらく勉強するらしい。

 

僕のAに対する印象は温厚で何事もコツコツやるタイプで、ガンガン新しいことを好んでやっていく様なタイプではなかった。

なのでAが転職(退職)という、ある種とてもエネルギーを要する決断をしたのにはなにか深い理由があるのだろうと思いつつも、新しいことに挑戦しようとしているAを応援したい気持ちとちょっとだけ羨ましい気持ちで話を聞いていた。

 

一通り、前の職場に対する不満や辞職する時の様子などを聞き終えた後、友人Bが「次はどんな職場で働きたいの?」とAに尋ねた。

 

組織の中で働いていたら不満の1つや2つ、いや100個くらいはあるだろう。

でも大切なことは、じゃあどうするかだ。

不満を無くすべく仕事を頑張るのも手だし、Aのように環境を変えるのも手だろう。

そう、ただただ不満を並べていても現状は何ひとつ変わらない。

だからこそ、これまでの環境を捨て去ったAが新しい環境に何を求めるのかとても気になった。

そこにはなにか僕の知らない手がかりが隠されているのではないか、そう思った。

 

Bの質問に対し、こともなげにAは即答した。

 

「丸の内でおしゃれなランチができるような職場で働きたい。」

 

冗談で言っているのかと思ったが、本人は大真面目らしい。

 

自分も大して高尚な志で仕事に取り組めているとは言えないが、おしゃれなランチをすることをモチベーションに転職や今後の仕事を頑張って行ける気がしないのは、僕が丸の内という町をよく分かっていない田舎者だからだと信じたい。