GoogleがHuawei機器へのサービス提供を停止することについて調べたことと、その感想

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GoogleがHuawei機器について、アンドロイドのアップデートを制限、またGoogle playやGmailといったGoogleサービスの利用も制限することを発表しました。

参考: https://www.bbc.com/japanese/48331582

 

私自身がHuaweiのスマートフォンを使っているので、今回のニュースと各国のHuawei社に対する動向を調べました。

 

まず、Huawei製品を利用している方が、気になるであろうところから書いていきます。

現在使用中のHuawei機器は使えなくなるの?

5/20現在の発表では、既存の端末については、これまで通りアップデートも出来ますし、Googleのサービスも使えます。

 

あくまで、今後新しくHuaweiが発売する製品が制限の対象です。

なぜHuawei製品は制限されるの?

アメリカ、トランプ政権がHuawei社を、アメリカ企業との貿易を禁止するリストに加えたためです。

 

アメリカ企業であるGoogleは政府のこの決定に従った形です。

 

トランプ政権がHuawei社をブラックリストに入れたのは、アメリカの安全保障にとってリスクのある企業と判断したためです。

 

Huawei製品のセキュリティ上の安全性については、以前から疑問視する声がありました。

 

アメリカは、Huawei社は中国政府とのつながりが強く、諜報活動に加担しかねないため、次世代ネットワークサービス5GにHuawei社製品の採用することは危険だと各国に警告していました。

 

オーストラリアやニュージーランドはHuawei排除の動きに同調の姿勢を示しています。

 

一方でイギリスでは、十分な安全性を確認しつつ、5Gサービスの非中核部分にはHuawei社の製品を導入することを承認する姿勢です。

参考: https://www.bbc.com/news/uk-48032286

 

Huawei社は、自社の中国政府とのつながりを否定しており、スパイ行為にも加担することはないと宣言しています。

 

「各国政府とスパイ行為に関与していないという合意文書に調印してもいい」とまで発言していて、アメリカ政府の主張を真っ向から否定する姿勢をとっています。

参考: https://www.bbc.com/japanese/48277744

これからどうする?

ここからは上述した内容からの私個人の考えです。

 

上述した通り、これまでにもHuawei社の製品についてセキュリティ上危険であるという内容の報道が、主にアメリカから出ていました。

 

ただ、Huawei社の製品がセキュリティ上完全にアウトであるという内容の公式な発表をみたことがなかったこと、そして、一個人レベルでの使用には大きな障害にならないだろうという考えもあり、使用していました。

 

Huawei社排除の動きは、次世代ネットワークサービス5Gの覇権争いのためのネガティブキャンペーンという見方も出来なくもありませんでした。

 

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しかし、今回のニュースを受けて、次回スマホを買い換える際にHuawei社のものを買うことはないと思います。

 

セキュリティ上の問題ではなく、Googleサービスが受けられなくなるのはキツすぎます。

 

Gmailなどをはじめ、下手したらGoogle mapやYoutubeなどにも制限がかかるかもしれません。そんなスマホは欲しくないというのが正直なところです。

 

Huawei社は今回のような事態に備え、Googleに頼らない自社でのOSの開発に以前から取り組んでいたようですが、

 

知らず知らずのうちにGoogleのサービスにどっぷり浸かってしまっているため、制限がかかってしまうHuawei社の新端末を利用しようという気にはなれません。

 

通信機器としては世界最大、スマホの販売においても世界2位のHuawei社。

 

当然その製品をつくるための部品を世界中の企業から買っている訳ですが、その額およそ700億ドル(約7.7兆円)のようです。

 

そのうち、アメリカ企業から買っているものが約110億ドル(約1.2兆円)。

 

とてつもない額ですね、各所への影響も多そうです。

 

今後も大きな進展があれば、更新すると思います。私が、次のスマホを購入するまでは。。。